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ただ乞いて(4)

 

 

   

 

 

 「あ…の、お、お願いします、あかり…あかり、全部消して下さい…」

 「そんなことしたら、君の顔が見えない」

 「みっ見られたくないから…

 「んんっ!」

  長い指が体の中をこそげる感触に、キョーコはかすれた鼻声を洩らした。

 「ここ気持ちいいの?」

 ふすと笑う男の言葉に、耳を塞ごうとして両手を捉まえられた。それを大きな片手に頭の上へまとめ上げられて

身をよじると、今度は顎を掴まれ自分の体液で濡れそぼった指を口にねじ込まれる。

 「んやア…!」

 「ねえ、ちゃんと教えて、キョーコ」

 しめった声に要求され、いやいやと首を振った。

 蓮はキョーコの口から引き抜いた指をぺろりと舐め、味わうように口を動かす。

 「そうやって我慢してる君もすごく可愛いけど…いい加減強情張らずに、一緒に気持ちよくなろう?君が教えて

 くれないなら、勝手に探すよ」

 「つるがさんん〜…」

 蓮は抗議を耳に留めた顔もせず、キョーコの手を離し代わりに腋から右手を入れてうすい背中を抱えた。巻きつ

格好で抵抗を封じると、左手をまるい尻へと這わせる。

 「や…そんなところ…

 「あ」

 男の手が足のつけ根あたりに触れると、キョーコは小さな吐息をこぼした。

 「ここもだね、わかった」

 歌うように、弄うように蓮は言い、そこを掌底でまさぐりながら更に指を進める。

 「ひ」

 キョーコのなかに侵入した。

 「やっ、やめ、やめて下さい…そんな…っ」

 くちゅ。

 哀願の声よりも、淫らな水音の方がよほど高い。蓮の吐息が笑みに揺れるのを感じ、キョーコは言葉もなく真っ

赤な顔を振り立てた。

 胸元を、顎で押さえられる。男が、くす…と吐息で笑った。

 「そんなに恥ずかしがるクセに、こんなに濡れて…」

 肌の上で喋る内容と震動に、キョーコの頭は真っ白になる。

 「ねえ、キョーコ?こんな風にされたかったの?」

 問われても、少女は返事どころか何を言われているのかすら理解が遅れる。シーツを握り寄せ、腹の中を探られ

る感触に必死で耐えているキョーコに、蓮は焦げたような声で続けた。

 「いいんだよ、俺を好きな名前で呼んで。そういう約束だからね…俺をその男の身代わりにって」

 「そ…」

 キョーコが細い声を洩らした。

 「そんな…敦賀さんは、敦賀さんで……」

 「またそんな可愛いことを言う」

 「んうッ」

 なかを強くかき回され、ぎゅっと息を詰める。と思うと、かすれた声で繰り返し謝り始めた。

 「ご…ごめんなさい、ごめんなさいっ…」

 「なに?謝っても駄目だよ。もう、後戻りはできないんだ。俺も、君も」

 蓮は低く囁き、真っ白な体中に散る花びらをもう一つ増やす。それから、のろのろと身を起こした。手早く着て

いるものを脱ぎ捨てる様子に、キョーコは両手で目を覆う。

 「ちが…あの、違うんです。私…私、敦賀さんみたいに言えなくて」

 「え?」

 「私は、ほ、他の人の名前で呼んで下さいなんて、言えないんです。ごめんなさい…」

 「…キョーコ」

 目を瞠り、俳優は白い裸身の上に屈み込んだ。

 「いいんだよ、そんなこと…

 「そうだね、ごめん。俺が悪かった。君の初めてを、身代わり扱いにしようなんて。でも、君を軽んじたわけじゃ

 ないんだ。それは、信じてくれないかな…」

 はい、と吐息が答えた。信じます。あなたを

 胸が詰まり、蓮は思わず手を伸ばしていた。

 そっと肘を押し上げると、潤んだ瞳が彼だけを映して揺れている。

 ああ、と呻いた。

 「そんな風に、燃えるみたいな瞳で…」

 俺を見ないで、と。彼を見るの?と。言いたくて言いたくなくて、聞きたくて聞きたくなくて。男はひとつかぶ

りを振り、震える女の膝に手をかけた。

 

 

 

 

 

 「つる…がさん、敦賀さんっ…」

 揺すり立てられるたびにぶれる声が、幾度も男の名を繰り返す。泣訴する。

 「もう…もう、許して下さい、お願っ…

 「ああ!!」

 最後まで言い切ることも許されず、震え伸ばした手をつかまれてひときわ強く突き上げられる。キョーコは涙を

散らしてのけぞった。

 「いやあっ…」

 「うん…ごめん、辛い、ね?」

 忙しない呼吸にぶつ切りにされる蓮の声。ぼとぼと零れ、上気した肌の上を転がって行く。

 「でも、ごめん。ほんとうに…止まらないんだ…」

 「ひあ!」

 キョーコは完全に泣き声になっている。

 奥の奥まで突き込まれる。それを一気に引き抜かれる。また突き入れられる。そして。

 「だめです、だめ、だめ…めくれ、ちゃうっ…わたし、めくれちゃいます、つるがさんっ…」

 両手で遮二無二男の背にしがみついた。蓮がびくりと肩を震わせる。

 「キョー、コ!今触ると…

 「うっ」

 「つ、るがさ…っ……」

 キョーコはか細く男の名前を呼ぶ。

 自分のなかで、どくん、と大きく脈打つ感触。何かが弾けるような。もう幾度目になるのか…

 手から力が抜けた。するりと男の肌を伝い、シーツの上に力なく落ちる。 

 涙に歪む視界の中、スタンドの弱い灯りに浮く蓮の整った顔立ち。苦しげに息をつく、この美しい人の瞳に、いま

自分だけが映っているのだろうか、と思う。

 それなら。

 それならきっと、後悔も未練も捨てられる。

 緩やかに遠ざかる意識の底で彼女は思い、唇にほのかな笑みを滲ませた…

  

 

  

 

 

 

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 再びエロパート。話が前後してすいません。残りの一般作は、時間経過もストレートになります。

 

 

 

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